なぜ?楽しまナイトなのか?
今夜は楽しまナイト。タイトルだけ聞くと実にベタな名前である。
自分がこの番組を聴き始めたのは97年秋から。放送自体は
97年春から開始していた。当時の私は社会人ではあったが、
専用の衛星チューナーで聞いていたのではなく、コミュニティ
FM放送で聴いていた。
そもそも、コミュニティFMというのは、説明しづらい。普通の
AMやFM放送は、県域。つまり県を放送エリアとして、
免許を交付された放送局である。県域とは言え、隣接した
県なら放送が聞けるぐらいに電波は強い。
しかし、県域放送は聞いていれば判る通り、大地震や
台風などの大規模災害があった場合には、残念ながら
「県庁所在地」を中心にした情報が伝播されてしまう。
したがって、その県の県庁所在地以外の住人で、
こんなに被害にあっていて、どうなっているか知りたいのに
テレビをつければ「バラエティ番組」で笑い声が流れて
いたら実に腹立たしいだろう。
そして。阪神大震災。これを気に「全国の各市町村で、
市町村を単位とした、コミュニティFM放送を作り、地域の
防災情報を流そう」という機運が高まった。事実、震災以後に
開局数は爆発的に増えて、今は170以上もある。
ついミニFMと混同しそうだが、ミニFMは免許がいらない
変わりに数百メートル以上も飛ぶような電波を出そうものなら
検挙されてしまう。コミュニティFM放送は出力は最大
20ワットと小さいものの、市町村・・・一概には言えないが
20キロ~30キロ四方とかなり広い範囲で聞けるラジオだ。
もちろん、災害時だけの放送ではなく、普段は各地の
地元民が作る地元の話題の番組ばかり。とは言え、
大手の放送局のように、地元のスタッフだけで24時間、
深夜まで番組を制作するのはかなり辛い。
そこで始まったのが、ミュージックバードの番組を
地元番組が流れていない時間に放送局が衛星受信をして
それをコミュニティFMの電波に載せるという形態が
増えていった。そんな深夜帯に流れていた番組こそが
「今夜は楽しまナイト」だったのである。
この番組の楽しさは色々あるのだが・・・それは次回。
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